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6月12日(金)は、ブッポウソウ(ブッポウソウ科)を描きます。
6月18日(木)は、コノハズク(フクロウ科)です。

この2種の鳥は、その昔、おなじ鳥だと思われていたことがありました。
真っ赤なくちばしと緑の羽色のど派手なブッポウソウと、
姿を見つけるのが難しい、森の隠者のようなコノハズクを、何故混同していたのでしょうか?
そのわけは、どちらも古い大木が生い茂る神社の森などを棲みかとしていて、同じところで暮らしていることが多かったためです。

昼間見られる、派手で目立つブッポウソウと、同じ場所で、夜に「仏・法・僧」と聞こえる特徴ある声で鳴くコノハズクを、結びつけてしまったのです。
そのために、ギャアギャアとしか鳴かないのに、コノハズクの鳴き声であるブッポウソウの名がつけられてしまったと言う訳なのです。

この両者が別の鳥だと確認されたのは、昭和10年のことでした。以後、「姿のブッポウソウ・声のブッポウソウ」という呼び方が流行ったそうで、群馬県伽葉山からコノハズクのラジオ生中継も行われています。

色使いが面白いブッポウソウと、形が独特なコノハズク、楽しみながら描きましょう。

大勢のご参加をお待ちしています。



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2009.06.08 Mon l ぶろぐ l コメント(0) l top ▲l →谷口高司のHP